【巨人新外国人】 サンチェス オープン戦の成績から期待値を探る
2020年の巨人の新外国人選手達は活躍ができるか。
オープン戦の成績を検証しながら期待値を探っていきたい。
まず山口が抜けた後の先発投手の一角を期待されるサンチェス。
昨年韓国リーグ最多勝、年俸3億円以上、メジャー球団の誘いを断り巨人に加入した。
登板 3試合
投球回数 7.2回
打者 40人
被安打 12本
被本塁打 2本
四死球 3
防御率 10、57
自責点 9
期待値がとても高かった投手だが、オープン戦の成績は少し不安材料が目立った。
一回に5失点と大量失点も多く、各球団のスコアラーからはフォームに癖がなくタイミングが取りやすい、攻略できない投手ではないと言い切られた。
サンチェス投手は完成度が高いことが利点であり欠点であるのではないかと考える。
フォームが綺麗でコントロールが良いため、打者がタイミングを合わせやすい。
変化球のキレが良く、いいところに落ちてもタイミングが合えばミートの確率も高い。
さらにこんなデータもある。
【2018年】
28試合、8勝8敗、防御率4.89
被本塁打26本
【2019年】
28試合、17勝5敗、防御率2.62
被本塁打2本
投手としてのスペックは非常に高い。腕の振りもよく常時140キロ後半は出ていた。
全体的にボールが高い印象だが、大きく落ちるスライダーが低めに決まり出せば打者はそう打てないはずだ。
今のところ山口が抜けた後を埋めるのは難しいという声が多いが、あくまでオープン戦での投球を見て評価なのでシーズンに入れば化けるかもしれない。そこが外国人選手の面白いところだ。
シーズンを通して12勝、防御率3点台後半に抑えられれば上出来である。今後のサンチェス投手に期待大だ。